天使の羽根

 そして、そのまま諦めたように溜息を落とした。

「まったく、お節介だな……」

 呆れたように呟いた声だったが、どことなく弾んだ部分がある事は、穂高自身、否めない気持ちがあった。

 そして、昼間の言葉を思い出す。


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