輝きのとき
式の最中、なにげなく後ろを振り返る。



お母さんが笑顔で小さく手をふってる。


お母さん…

ちょっぴり恥ずかしいよ…。





そしてもう一人……

雄太が眠そうな顔をしてあくびをしてる……



忘れるって決めたのに、ダメだね…


あたし………



雄太はそんな私の視線に気付くはずもなく、なんか私の方がなんだかバカらしくなる。



私……

本当に好きだったんだな……
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