ただ、キミの隣にいたくて…
お泊り。
慌てて外にでた。
だって佐倉君が…
「東雲!悪いんだけど今日泊めてくんない?俺、今東雲のマンションの下にいんだけど警備員にすごい見られてて…。」
という感じで今日、佐倉くんがうちにとまります。
「…ふう。助かったよ。ありがとう。」
「にしてもどうしたの?」
「あー課題やって終わらして帰ろうとしたら、電車動いてなくってさ、東雲しか家知らないし、でも夜中に失礼かなって考えてうろうろしてたらあんなことに…本当ごめん!」
佐倉君が勢いよくあたまを下げた。
「え…別にいいよ。いつも寂しいくらいだし…いつでも泊まってっていいよ。」
そういうと一気に佐倉君の表情が晴れた。
「まじありがとう。本当東雲っていいやつ!」
いつもの満面の笑みを浮かべた。
この笑顔…大好きなんだよね。