ただ、キミの隣にいたくて…
佐倉君。
―――――――

――――



最近、幼いころの夢ばっかみている。


懐かしい。隼人くん…。




ねえ、知ってる?


あたしまだ幼稚園のころに作ったキーホルダー、ちゃんとつけてんだよ?







私は、東雲ゆり。去年入学したR大学の二年生。




「ゆーりー!おはよう!」



「おはよう。」



この朝からテンションの高い子は、長谷川愛。

高校からの付き合いで、もちろん隼人くんのこともしっている。



「んもう、ゆりったら!」



「え?なに?」




「そのキーホルダー!そんなんじゃいつまで経っても彼氏できないよ!」




そうなんだけど…


「あたしは、隼人くん以外の人と付き合うなんて考えらんないの。」




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