ただ、キミの隣にいたくて…
ふたりでやり進めること30分…。
「わかったあ!佐倉君、ありがとう!」
「どういたしまして。俺も仕訳わかんなくってさ。ここにくれば誰かいるだろうと思って…東雲さんのおかげでできたよ。ありがとう」
やっと課題終わった!
「いえいえ。さあて、提出しよう!」
実習室前の机の提出ボックスに課題入れて、帰る準備を始めた。
「東雲さんって家ここらへんなの?」
「うん、あたしは、駅前のマンションだよ。」
「そっかあ。今度、遊びに行ってもいい?」
「うん!」
隼人くん以外の男の子、初めておうちに呼ぶ。
なんかどきどきだ。