ただ、キミの隣にいたくて…
「あ、そういや昨日返信しなかったろー」
「え?あ、ごめん!昨日疲れて寝ちゃって、今日遅刻しちゃったんだよね」
「そっか。よかった。」
安心したような佐倉君。
「ゆーり!おはよう!あんた寝坊なんかしないの、もう。…あれ?佐倉じゃん。ゆりとはどんな関係で?」
にやっと愛が笑いながらたずねた。
「え…ど、どうもこうもないよ!と、友達…だよね?」
「うん!」
ふーんと、愛が佐倉君のことを上から下までじっくり見た。
「まあ、あんたにゆりは無理よ。」
「べ、別に好きなんていってないだろ!」
愛が言葉を発するたびに顔を赤くする佐倉君。
ひょっとして、二人は仲良しなのかな?