好きなのに……




中学生になってもアタシは優也と仲がよかった。


中2のある日、アタシは優也にこんなことを聞いてみた。

「ねぇ、優也?」


「ん?どうした?」



「アタシって優也にとってどんな存在?」


「いきなりどうした?愛莉は俺にとって大切な幼なじみ」


「幼なじみ……、だよね。アタシたちは幼なじみだもん」


「おぉ」


話をしていたらいつのまにか家に着いていた。


「それじゃ、また明日ね」


「またな」




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