好きなのに……





学校が終わると、先生に呼ばれた。


手伝いをさせられ、帰りが遅くなった。


一人でトボトボ歩いていると人影が見えた。



チラっと見ると、

…………優也だ。



「俺、神崎が好き。俺と付き合ってください」



「私も優也くんが好き。でもいつも女の子と居たから……。」


「愛莉のことか?愛莉は幼なじみだから」


「そうだったんだ。よろしくね。今日、早く帰んなきゃだから帰ってメールするね」



「わかった。またな」



最悪。


よりによって告るとこ見るとか。



固まっていると優也が近づいてきた。



< 37 / 42 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop