甘く、優しく、ときには苦く
互いの思い
~樹side~
「ご注文は?」
「あ、アイスカフェオレと、Aサンド
お持ち帰りでお願いします。」
俺は、いつもと同じものを
また注文してしまった。
「かしこまりました。520円になります。」
白衣のポケットに無造作に入っている小銭から
ちょうどをとりだす。
「520円ちょうど、頂戴いたします。
それにしても
藤岡先生は、いつも同じものなんですね。
そんなにカフェオレ好きなんですか?」
笑顔を向ける彼女。
・・・・・!!!
びっくりした。
俺みたいに影の薄い新人医のことなんて
彼女は絶対知らないと思っていたから。
名前どころか、
俺がいつもこのメニューを注文することまで
知っていたなんて。
「ご注文は?」
「あ、アイスカフェオレと、Aサンド
お持ち帰りでお願いします。」
俺は、いつもと同じものを
また注文してしまった。
「かしこまりました。520円になります。」
白衣のポケットに無造作に入っている小銭から
ちょうどをとりだす。
「520円ちょうど、頂戴いたします。
それにしても
藤岡先生は、いつも同じものなんですね。
そんなにカフェオレ好きなんですか?」
笑顔を向ける彼女。
・・・・・!!!
びっくりした。
俺みたいに影の薄い新人医のことなんて
彼女は絶対知らないと思っていたから。
名前どころか、
俺がいつもこのメニューを注文することまで
知っていたなんて。
< 1 / 92 >