甘く、優しく、ときには苦く


「あ、えっと・・・・・」


女性、というか
彼女と話す機械なんて

全然ないから、どうやって話せばいいのか

わからない。





「すいません!!
藤岡先生じゃ、ありませんでしたか?」


「い、いえ。藤岡です。
知っててくれてるなんて、驚きました。」

「知ってますよ♪
私、お客さんの顔と名前を覚えるのだけは得意なんです!!

はい、アイスカフェオレとAサンドです。」



また、にこっと笑う。

俺は小さく頭をさげて逃げるようにカフェをでた。








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