甘く、優しく、ときには苦く
「君は、さっきの彼女の言葉が本当だと思うかい?」
「ええ。」
意外な即答に驚く。
「陽菜は、本気で先生のことが好きなんだと思う。」
「そうかな。
俺は、酔ってただけだと思ってる。」
というか、そう思いたい。
「そう思うなら、それでいいじゃん。
どっちにしても、あたしは陽菜の恋を邪魔し続ける。
本気かどうかなんて、気にしない。
陽菜の思い通りにさせないだけ。」
ギャルは、俺に近づき
少し背伸びをした。
チュッ
・・・・・・!!