君とこの空の下で。
「いや、してたね。」

「してませんから!」

時計を見ると
五時を回っていた。

「あ。五時だ。すみません!帰りますね?」

「わかった!送ろうか?」

「いえ。近いんで♪大丈夫」

「そう。またあおうね」

黒崎君はニコニコと笑っている。
「そうですね。さようなら」


あたしは今日。
不思議な男の子に会った。
名前は黒崎伶久。

あの冷たい瞳は、
彼のなにかを伝えようとしている
気がして…
あたしはずっと気になっていた。
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