♂Forcible a Prince & Innocent a Princess♀
「志津華.....。」
そう絃田くんが声をかけると、志津華はあたしと繋いでる手にギュッと力をいれた。
「こんなとこまできていったいなんなの??」
今にも泣きだしそうな志津華の声。
「泣いてたのか??」
絃田くんに図星をつかれた志津華は一瞬あたしのほうをみた。そして、
「なにいってんの?バカじゃない??」
そう志津華は言ったけど、絃田くんは志津華が強がってるのを知ってか、ほんの一瞬だけど顔をしかめた。