100回目の告白




俊輔はただただ黙々と歩く。



「……なよ…」
「え?」
「奥様と旦那様に…言うなよ」
「………………え……?」
「今日のこと!思いだしそうになったこととか…頭が尋常じゃないくらい痛くなったこととか…病院に行ったことも!」



俊輔、あたしのその声は必死な俊輔には聞こえない。




「絶対だ!」





俊輔はあたしの両肩を掴みながら言う。





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