100回目の告白



あたしは珍しく怒鳴り言った。



「…ずいぶんお利口さんになったのねーえ…凜ちゃん?あなたは別に賢くなくていいのよーお…?」



あの女は舌舐めずりをし、不気味に微笑んだ。
そしてあたしの頬に手を伸ばす。


「……褒めてあげるわね。よくわたしが圧力かけてるって気付いたわねーえ…でも。でもねえ、凜ちゃん?」

「……………」



あたしは恐怖のあまり動けない。



「……そんなん誰だって気付くんだよ」



その言葉と狂気に満ちた瞳と共に、あたしのからだは地面に叩きつけられた。



「……ぅあ…っ!!」



あまりの痛さにあたしはその場にうずくまる。
お母さんはあたしの傍にくると、髪を引っ張りあげた。



「…………!!」
「ふふっ…」
「…………っ…あ……っ!……今すぐ……っ今すぐ…圧力をかけるのをやめなさい!!」



あたしが言った途端、更に引っ張られる髪。





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