100回目の告白
「……大丈夫…凜には、俊輔がいる」
「………………」
「…………俺がいなくてもやっていけ…」
「やっていけない!やっていけないよ!!」
いなくなったらだめ。
これ以上、あの女の自由にはさせない。
させたくない。
玲には、幸せになる権利があるんだよ…!
「だから傍にいて!これは命令!」
「…………りんりん、ワガママ言わないで…」
「………お願い…だからぁ…っ!」
あたしは泣いた。叫んだ。
だけど玲は首を縦にふらなかった。
「……幸せだったよ。凜にあえた。俊輔にあえた」
「…………っ……」
「…ありがとう…凜」
それでもあたしは諦めなかった。
「玲……!お願い!お願いします!あたしがっ…あたしが守ります!万全のシステムで守るから…ぁ…!」