100回目の告白
だからあたしも玲のためだけに泣く。
玲は静かにあたしを抱き寄せて、キスをした。
「……れ…い…」
キスをすると、玲はあたしのお腹を殴った。
「……………!」
あたしはむせて、その場に座り込む。
玲はさらにぼたぼたと涙をこぼした。
「……れ…い…」
「……ごめんね…凜…」
そう言って玲は部屋の扉を開けた。
「……だめ…玲…」
「…………さよなら………」
その言葉と共に扉は閉まる。
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