100回目の告白



俊輔はおかゆをおいて言った。



「…困ります、お嬢様」
「……………………」
「…明日からはずっと休んでいた学校にも行かねばなりませんし…土日はスケジュールがつまっております」
「…………………」



こんなときも、学校が大事?
スケジュールが、大事?
華恋家の面子が、大事?



人一人がいなくなってるっていうのに、そんなんなの!?



「………んで………」
「…………え?」
「何でそんなんなのよ…」



あたしは力なく言った。



「…玲が…いなくなってるのに…どうしてアンタはそんなんなのよ……」
「………………………」
「…最後まで…あたしの幸せを願ってた玲とは…大違いね…」
「…………正直迷惑だったんですよ」



俊輔はフッと笑いながら言う。



「……玲のせいでお嬢様は体調崩しますし…いなくなってせいせいしました」
「………………!?」



俊輔の言葉に、あたしは耳を疑った。





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