100回目の告白
「…凛は…!…凛はいつも本音聞かせてくれない!…いつもいつも作った笑顔と作った態度で…!楽しそうにしてても瞳の奥では冷めた目してて……!最初は…最初はそれでもいいと思った!だけどいまはトモダチじゃないの…!」
マキは泣きじゃくりながら言った。
まわりにはまだ人がまばらで幸い気付いている人はいない。
マキは見抜いていたんだ。
マキも取り巻きも信用していなかったかこと。
あの頃は全てが敵だった。
つまらなかった。
学校も援助も遊びもオトコも。
冷めていた。
全てのことに対して。
そんなあたしを見抜いてなお、あたしのために泣くマキ。
マキ…
あたしは、マキは信用出来るようになったよ。
言わなかったのは、信用しなかったからじゃないんだよ。