100回目の告白




むむっ。
パスタもいいけど、ドリアも美味しそう。
でも、ハンバーグも捨てがたいな。
うーん、迷っちゃうなぁ。


あたしがメニューを見ながら迷っていると、マキはそれどころじゃないというようにリュックの中をゴソゴソと探っている。


「あたし決まったよ!マキは?」
「ああうん…」
「じゃ、呼ぶね!」



テーブルにそなえつけてある、呼び出しボタンを押す。





ピンポーン♪






呼び出しボタンを押すと、すぐにウェイターが来て、注文をとりはじめた。




「んっと…あたしはハンバーグのAセット!コーラとライスで!」








あたしはグーっとなりそうなお腹を抑え、早口でそう言った。
マキは何やらぶつぶつといいながら、まだリュックの中をゴソゴソとしている。




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