100回目の告白
「あははっ、アンタ全然こわくない!」
あたしはカーディガンで指をすっぽり包むと、玲の口をふさぎながら言った。
「……だけど、ちょっと目障り。怖い目にあうよ?」
あたしは言い終わったと同時に玲の口から手をはなした。
それから、教室を出た。
「凛~どこいくの~?」
「ちょっと、体調悪いから保健室!すぐ戻ってくるよ!」
ついてきてほしくなかったあたしは笑顔で嘘をつく。
そして足早に教室をあとにした。
そのままあたしは屋上に向かった。