100回目の告白




しっかりと鍵をかけ、にやりと笑うあたし。
マキはビクッとしながら後ずさった。


「さ、マキ。ぬ い で ♪」
「…り…凛…な、なにす…きゃああああっ!」


バタバタと走る部屋のそとでは、タバコを吸うメンバーたち。


「あのコらはこれからのことがわかっとるんかねえ」



と、苦笑いしながら言った。



「絶対わかってないっすよ!」


これは凛たちと同い年の、通称ハヤミが言った。
笑いながらタバコに火をつける。


「こぉれ、ハヤミ!お前はまだハタチになっとらんだろうが!」


最年長かつ、このタクシー作戦のリーダーに殴られ、タバコを取り上げられた。


「ちょっとリーダー!返してくださいよ!何スか、変な方言しゃべっちゃって!」


リーダーとハヤミのじゃれあいをみながら笑う他のメンバー。







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