100回目の告白
よみがえるキオク
「…じゃあ、変更はナシということで」
あたしがまとめると、それぞれ席をたった。
「リーダー」
あたしは作戦の資料をシュレッダーにかけ、灰皿で燃やすと、リーダーを呼んだ。
「リーダー、ごめんね。こんなこと頼んじゃって…」
「…いやいや。可愛いリンちゃんのためならお安いご用だよ」
リーダーは微笑んで言う。
だが、彼女は不適に笑いながら言った。
「…そう。くれぐれも変な気を起こさないように。……ああ、そうだわ」
あたしは抱えていたA4の封筒をリーダーに渡す。
それを見ていたマキが飛んできた。
「ちょっと凛!なにしてんの!?」
封筒を奪いながらマキは言った。
それでも彼女はクスクスと笑う。
「何って?リーダーにプレゼントよ?返しなさい、マキ」
「嫌!」
「返しなさい!!」
あたしが叫んだと同時にただらぬ雰囲気を感じとったのか、メンバーがあたしたちを見る。