100回目の告白
あたしはリーダーの腕をつかみ、揺さぶった。
「…あたしは…!約束したはずです!…あなたたちの…大切なものをすべて守ると…!あなたたちを守ると言ったはずです!あたしはみんなみんなたすけます!お屋敷の召し使いもマキも玲も俊輔もあなたたちみんなも…!!あたしは!見捨てたりしない!全員を救ってみせる!被害者は…全世界よ…!」
そこまで言うとあたしはリーダーのうでを離した。
そして意識は薄れていく。
床にたおれこもうとするあたしの体をマキが支えた。
「…………凛……っ…」
マキはあたしを抱きしめて泣いていた。