100回目の告白
凛は意識が途絶え、マキは泣き、メンバーはうつむく中で静かに響いた声。
「オレたちは…ホントにただしかったんですか?」
ハヤミだった。
「…ハヤミ…くん…」
「…家族が…どうのこうの…結局…逃げてただけじゃないんですか?…このこは自分の命をかけて…オレたちを…世界を救おうとしているのに」
こたえるものは誰もいなかった。
リーダーは静かに立ち上がり、マキに言った。
「…しばらく考えさせてくれ…今日は泊まっていくといい…一応シャワーはあるし生活には困らないはずだから…他のメンバーも会社から出るな。いいね?じゃあ…」
リーダーが出ていくと、メンバーも次々と部屋から出ていった。
やがて部屋はマキと凛だけとなり、マキはソファーに凛を寝かせ、毛布をかけてやった。