100回目の告白



だけどあたしん家、華恋家は関係ない。
すべてを決めるのは“お嬢様”のあたし。


だからあたしと玲は食事は出来るだけ一緒で、お菓子おやつは玲のぶんも用意し、一緒に食べる。


これが華恋家。
あたし流。


だけど、他の人がきた場合はそうもいかない。


来客がきた場合、いつもと生活は逆転。
食事はおかあさま、おとうさまと。
お菓子おやつはひとりで。
玲のことは名字の“川合”とよぶ。



こんな日は窮屈で仕方ない。



ニセのあたしを偽り、“お嬢様”らしく振る舞うあたし。





< 24 / 196 >

この作品をシェア

pagetop