100回目の告白



「…え……」
「んじゃあね!」


あたしが出ていこうとすると、玲があたしを呼ぶ。


「凛!」


振り向くと、そこには笑顔の玲がいて。



「ありがと!」



鍵を嬉しそうにもって言った。


あたしはふっと笑って部屋を出た。




あたしは玲に心を許してたんだ。
会ったときから、
最初から。





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