100回目の告白
影が生きる意味
「凛ちゃん、よかったよ~」
「………………」
あたしはベッドのシーツにくるまりながら、そのことばを聞いた。
「また、遊んでね♪」
ソイツはあたしのおでこに軽くキスをすると、一万円札を数十枚おいて部屋を出ていった。
あたしはベッドからでて、乱暴に一万円札ぜんぶを制服のポケットのなかにねじ込んだ。
裸のままバスルームにいき、シャワーを浴びて部屋を出た。
こんな生活をはじめて一年。
処女を三十万で売った。
自慢の身体。自慢のスタイル。
自慢の顔。