100回目の告白



「あれ?車じゃないの?」
「チャリだよ!」


いつもの自転車にまたがり、後ろを指差してはやくとせかす俊輔。


「えっ?荷物は?」
「もう届けてある~ほれ、乗れ」


言われるがまま、あたしは後ろに乗った。
朝早く風をきるふたり乗り自転車。



なにやってんだろ…



そう考えるうちにあたしはいつの間にか寝ていた。
ガタガタいいながら自転車は進んでいった。




「…ん…りん…」
「………ん」




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