100回目の告白
「美味しい」
「よかった!食べたらこれに着替えて」
俊輔は小さな紙袋をあたしの横に置いた。
「え?また着替えるの?」
あたしはサラダサンドをほおばりながら言う。
「うん。凛は気付いてないみたいだけど、じつはここ…」
「?」
あたしはもごもごしながら俊輔の答えを待つ。
すると俊輔は優しい笑顔になってあたしの頭をなでた。
「着替えたら呼んで」
そう言って俊輔は出ていった。
あたしは急いで食事を食べ終えると、着替えの紙袋に手をのばし、なかをごそごそ探る。