100回目の告白



「気持ちいー」


あたしはリッチにぷかぷか浮きながら、海を楽しむ。


「魚いる!見てみろよ、凜!向こうに洞窟もあるんだぜ!」


無邪気に笑って言う俊輔。
あたしも満面の笑みで言う。



「洞窟!?いくいく~」





俊輔が連れていってくれた洞窟は、魚もいるし珊瑚もあるしで、すごく綺麗で不思議な世界だった。



あっという間に日が暮れて、あたしたちはホテルに戻ってシャワーを浴びた。
そして遅めの夕食をとった。



「凜様、食後は温泉にいかれてはどうですか?とても綺麗で評判がいいらしいですよ」



夕食を食べおえて、あたしが携帯をいじっているとそう俊輔が提案した。

カチャカチャと食器を重ね、テーブルを拭きながらちらりとあたしをみて、俊輔は笑った。



「着替え!用意してやるからいってこいよ」



にぱっと笑いながら手を洗ってあたしの着替えを差し出す。






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