100回目の告白



「…んじゃいこっかな」
「いってこい~」


あたしは着替えを持って温泉に向かう。
温泉は露天風呂だった。


「…うっわ…」


体をタオルで隠しながら、あたしはゆっくり流し湯をして、温泉につかった。


そういえばあたし、今日玲のこと考えてない。
すごく楽しかったから。
俊輔のおかげなのかな。
ていうか、ココに何しにきたんだろ?


あたしはゆっくり体を洗い、お湯につかって温泉を出た。




「あっ、凜~おかえり~」



俊輔はいじっていた携帯をしまって、あたしの荷物を持つ。


あたしが部屋に入ると、不思議そうな顔で俊輔が近付いてきた。


「…ん……」


くんくんとにおいをかいで


「凜温泉のにおいがする!」
「あたりまえだろ!入ってきたんだからっ」



あたしはあたりまえのツッコミをいれてベッドにダイブする。




< 62 / 196 >

この作品をシェア

pagetop