100回目の告白
そばにあるぬくもり
「……ん…ふ、ああ…」
あたしはカーテンのすきまからのぞくヒカリで目を覚ました。
「……ふぁ…よくねたぁ」
あたしはうーんと伸びをして、ベッドからカーテンに手を伸ばす。
シャーとあけて、太陽のヒカリを浴びた。
「……俊輔…?」
そういえば、俊輔がいない。
きのう、ソファーでねるって言っていたのに。
「…………ん?」
ベッドのふとんがもぞもぞと動いた。
おそるおそるふとんをめくると、すやすや眠る俊輔。
「…しゅん…す…け?なんでここにいるの?」
俊輔をぺちぺち叩いて起こす。
「ちょっと!俊輔!俊輔!」
「……ん…なんだよ…」
俊輔は目を擦りながらぼそぼそと起き上がる。
「アンタきのうソファーでねるって言ってなかった?!」
「は?きのうのこと、覚えてねーのかよ?」
あたしが言うと、俊輔は目を見開いた。
「…え…え…きのう?」
「はあ~…もういいわ」
「ちょ…ちょっと、俊輔…!」
「朝食つくってくるから待ってろ」
起き上がろうとしたあたしを制して、俊輔はキッチンに行った。