100回目の告白



「凛、移動いこ!」
「うん」


毎日学校にいくようになってから自然とマキが当たり前にそばにいた。
あたしは玲と出会ってから、援助交際をやめていた。


「ね、今日クラブ行かない?」
「…ん~……やめとく」
「えー、またぁ?」
「うん」
「でも、マキの凛に男どもに触ってほしくないからちょうどいいかも!」
「え~?なにそれ!」


あたしは笑って言った。
マキはあたしに抱きつきながら笑う。


「凛」
「俊輔」


移動教室先で俊輔に声をかけられるあたし。


「今日さ、呼び出しくらったから教室にいてくんねえ?あ、凛プリントとかレポートわかる?」


俊輔は提出のプリントやレポート用紙を見せながら、あたしに聞く。


「あ…うん、ちょっとなら」

あたしはプリントを受けとって、目を通しながら確認した。

「まじ?なら教えて。今日提出なんだわ。で、おわったら帰ろーぜ」
「うん。いいよ」
「んじゃ連絡しとくわ」
「よろしく~」



あたしと俊輔はそれぞれの席につく。






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