100回目の告白
あたしはプライベートルームの指紋称号をし、鍵をあけてなかに入った。
カバンを置いて、ベッドに寝転がる。
落ち着きたいときはここが一番いい。
もうすこしここにいたいけど…
もうすぐ家政婦が飲み物をもってやってくる。
行かなきゃ。
あたしは名残惜しい気持ちを押し殺しながらカバンをもち、鍵を閉めて部屋を出た。
あたしは二階におりて廊下を歩いていると、家政婦がやってきた。
「凛様?お飲み物をお持ちしました」
家政婦は美しく微笑んだ。
「……………」
あたしはそれを横目でみて、部屋のドアを開けた。
「テーブルに置いときますね?」
家政婦はこう言って、コーヒーのカップを丁寧にテーブルに置いた。
「……ありがとう」
家政婦は軽くおじきをして部屋を出ていった。
パタン…という音があたしをさみしくさせる。