100回目の告白



いつの間に俊輔をこんなにすきになってたんだろう。


あたしは顔をあげて俊輔をみた。


玲とは全然違う、顔のつくり。
少し細めの二重。
ブラウンの柔らかそうな髪。
あたしより遥かに高い、背。
笑うと顔を手に当てるクセ。


最初はうっとうしくて。


玲がずっと恋しくて。



代わりかと思った。
だけど、全然似てない俊輔がなぜ?って思った。


それは、ねぇ…
俊輔に、最初から、惹かれていたんだ…



それを隠したくて、冷たくして。
だけどつきなはしきれなくて。



最終的には求めてしまった。




玲に未練があるってわかってて、受け入れてくれる俊輔。



一生大事にしていきます。




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