100回目の告白
「…………っ……俊輔!!」
とびおきると朝だった。
タイミングよく入ってくる俊輔。
「……あれ、起きてるし」
「…………」
珍しいな、と笑いながら俊輔は朝食の準備をした。
「…凛…?」
俊輔はぼーっとするあたしの顔を覗きこむ。
「……ちゃん……」
「ん?」
にこっとして俊輔は聞く。
「しゅん…ちゃん…」
あたしはひきつり笑いを浮かべた。
ヘラヘラ笑いながら俊輔をみつめる。
「…シュン…ちゃんでしょ…?」
もう一度口にした瞬間、ずきんと頭が痛む。
「…っ…?…あ…っ…」
「凛!?」
「……うぁ…っ……い…た……!」
これまでにないほどの痛みを頭に感じ、あたしは意識を手放した―――