月のお姫様



それは僕の家の近くの竹やぶからで


ふらふらと誘われるように歩み寄った

近づくにつれて光は増して


光は竹やぶの中で一番大きな竹からだった

ふと目線を下げると竹のふもとに人のようなものが横たわっていた


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