死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
「あ~、づがれだぁ~」
部屋に入るなり、私はベッドに倒れた。


本当に、疲れたみたいだ。

目眩が止まらない。


私は、しばらくの間だけ目を瞑り、横になるつもりだった。


「あれ…?」
目を開けると、オレンジ色の光が部屋に差し込み、眩しかった。


窓から外を見る。

― もう、夕方か…

少し休むつもりが、数時間もいつの間にか寝ていたのだ。



― 今日は、ホテルで夕食を食べよう。時間は、沢山あるんだし…


そう、まだ時間は沢山沢山残っている…




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