死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
― 沖縄 2日目の朝 ―

今日は、昨日より更に体調が悪かった。


― ただの疲れなのか…。

一抹の不安が、私を襲う。


主治医からは、何かあったらと手渡された紹介状。

常時、バックに入れてある。

何も無いコトを、願う…


― もう少し寝たら、良くなるかも…

そう思い、二度寝をした。





「あれっ。今、何時?」
慌てて時計を見る。


時間はもう、お昼を過ぎていた。


「あれ…」
― そろそろ、起きるか…。

だいぶ調子が戻っていた。


― 良かった…


そして私は、水族館に出掛ける準備をした。


いざ出掛けるとなると、急かすもう一人の私がいる。

『早く!早く!』と…


― 別に、慌てるコトないのに…。


何に急いでいるんだ、私は?
そう思ったら、自分自身が可笑しかった。





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