死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
今日始めて会って、今日始めて少しだけ話しただけなのに、こんなに彼が気になるなんて…。


これが、一目惚れと言うものなのか。


不思議な感じがした。


人生を諦めた訳じゃない。
もちろん、生きるコトも諦めた訳じゃない。

でも、恋に関しては諦めていた。


そんな私に、また恋が落ちて来るなんて…


― 神様は、なんて意地悪なんだろう…。



私はまた、自分で自分を強く強く抱き締めた。
そして、声を出して泣いた。






― 会いたい…。会いたいよ…。




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