死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
「カエデ、これもウマイから食べろー」

「もう、そんなに…」
食べれない。
と言おうとするが、ナオヒロは私の話しなど聞かず、次々と注文する。


ナオヒロは、料理を美味しそうに食べている。


そんな華奢な体のどこに、この沢山の料理が入るんだろうかと、ナオヒロを見ながら思う私だった。



ナオヒロは、良く食べ良く飲み良く喋った。

そのナオヒロの姿を見て、私は楽しくて嬉しくて、いつまでもこうしていたかった。


泡盛ですっかりご機嫌な、ナオヒロ。

「カエデ、この魚も食べろー」
ナオヒロが私の前に、赤い魚を置いた。


「えっ?」
始めて見る、カラフルな色の魚。

「これ、食べてもイイの?」
当たり前のコトを、ナオヒロに聞く私。


「あったり前だろー。ウマイぞ!」
もちろん、当たり前の答えが返ってきた。





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