死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
Ⅲ:君、想う
「店長~。これ、あそこの席に落ちてましたけど…」
テーブルを片付けていたスタッフが、店長の英康に封筒を渡した。
「何だ?」
英康がスタッフから、封筒を受け取る。
「たぶん、ナオさんのお連れさんじゃないですか?お薬飲まれてたから…」
「薬?」
英康が、封筒を見る。
そこには、病院名と宛名先が書いてあった。
一目で、病院の紹介状だと分かった、英康。
「店長。一応、中を確認した方が…。もし間違って渡したら、大変なことになると思うんで…」
「あっ、あ…。そーだな…」
生返事をする、英康。
不安がよぎる。
ナオヒロが座った小上がりには、今日は誰も座っていない。
すると、これを落としたのはあの娘しかいない。
ナオヒロが、始めて連れてきた彼女。
素直で優しい娘に見えた。
英康は、あの娘ならナオヒロにピッタリだと思っていた。
やっとナオヒロにも好きな女が出来たかと、喜んでいた英康だったのだ。
それが、病院の紹介状なんて…
英康は覚悟を決め、封筒の中を確認した。
テーブルを片付けていたスタッフが、店長の英康に封筒を渡した。
「何だ?」
英康がスタッフから、封筒を受け取る。
「たぶん、ナオさんのお連れさんじゃないですか?お薬飲まれてたから…」
「薬?」
英康が、封筒を見る。
そこには、病院名と宛名先が書いてあった。
一目で、病院の紹介状だと分かった、英康。
「店長。一応、中を確認した方が…。もし間違って渡したら、大変なことになると思うんで…」
「あっ、あ…。そーだな…」
生返事をする、英康。
不安がよぎる。
ナオヒロが座った小上がりには、今日は誰も座っていない。
すると、これを落としたのはあの娘しかいない。
ナオヒロが、始めて連れてきた彼女。
素直で優しい娘に見えた。
英康は、あの娘ならナオヒロにピッタリだと思っていた。
やっとナオヒロにも好きな女が出来たかと、喜んでいた英康だったのだ。
それが、病院の紹介状なんて…
英康は覚悟を決め、封筒の中を確認した。