死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
「見たのね…。その中を…見たのね…?」
私は、ナオヒロを睨んだ。
うん。
ナオヒロが頷いた。
「なんで…?」
知られたくなかった。
ナオヒロだけには、好きな人には知られたくなかった…
それが両想いなら、もっと知られたくなかったし、ナオヒロの気持ちも知りたくなかった…
― 私はこれから、どうすればイイの…?
「帰って。同情なら、されたくない。もう、帰って!」
ナオヒロから目をそらした、私。
「違う。同情なんかじゃない。違うっ!」
「じゃ、何しに来たの?可哀想な私を、一回ぐらいなら抱いてやってもイイかって遊びに来たの?」
― 違う…。私はそんなコトを、ナオヒロに言いたいんじゃない…
ごめんなさい…
ナオちゃん。
「違う。そうじゃない」
ナオヒロが、必死で否定する。
「じゃ、何?」
「何?って。好きだから。カエデのコトが、好きだからじゃ、理由にならないか?」
「ウソ…。ウソよっ!そんなの…」
「嘘じゃない。あの日、初めてカエデに会った時から…その…一目惚れと…いうか…」
顔が赤くなる、ナオヒロ。
そんなナオヒロの姿を見て、私は嬉しかった。
今すぐにでも、ナオヒロに抱き締められたかった。
― ナオちゃん…
私は、ナオヒロを睨んだ。
うん。
ナオヒロが頷いた。
「なんで…?」
知られたくなかった。
ナオヒロだけには、好きな人には知られたくなかった…
それが両想いなら、もっと知られたくなかったし、ナオヒロの気持ちも知りたくなかった…
― 私はこれから、どうすればイイの…?
「帰って。同情なら、されたくない。もう、帰って!」
ナオヒロから目をそらした、私。
「違う。同情なんかじゃない。違うっ!」
「じゃ、何しに来たの?可哀想な私を、一回ぐらいなら抱いてやってもイイかって遊びに来たの?」
― 違う…。私はそんなコトを、ナオヒロに言いたいんじゃない…
ごめんなさい…
ナオちゃん。
「違う。そうじゃない」
ナオヒロが、必死で否定する。
「じゃ、何?」
「何?って。好きだから。カエデのコトが、好きだからじゃ、理由にならないか?」
「ウソ…。ウソよっ!そんなの…」
「嘘じゃない。あの日、初めてカエデに会った時から…その…一目惚れと…いうか…」
顔が赤くなる、ナオヒロ。
そんなナオヒロの姿を見て、私は嬉しかった。
今すぐにでも、ナオヒロに抱き締められたかった。
― ナオちゃん…