死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
「カエデ。約束だからな。いつか必ず見に行こうな、南十字星。それまで俺、待ってるから…カエデとの約束、果たすまで。俺、いつまでも待ってるからな…」
人目も気にせず、私達は空港で抱き締め合った。
私は、ナオヒロの言葉に頷くだけで精一杯だ。
その約束があれば、私は私達は大丈夫。
絶対に、大丈夫!
「カエデちゃん、ナオのこと宜しくな!」
英康も、見送りに来てくれていた。
「はい…」
「また必ず、来いよ。俺もナオとカエデちゃんのこと、待ってるからな。必ず…」
「はい、ありがと。店長…」
「あぁ…」
英康はそう言って、私とナオヒロから離れたところに言ってしまった。
英康は私達に見られない様に、隠れて泣いていたのだった。
― 店長…。ありがと…
それぞれがそれぞれに感じる、なんとも言えない感情。
それが張り裂けそうになると、涙に変わる。
それが良いコトなのか、悪いコトなのかは、誰にも分からない。
ただ誰かの為に泣けると言うコトは、良いコトなのかもしれない…
私は短い沖縄旅行を終え、ナオヒロと英康に見送られながら、家に帰った。
「待ってるから。約束だから」
ナオヒロは私に、何度も言ってくれた言葉。
― その言葉があれば、私は大丈夫。
ねぇ、ナオヒロ…
私達は、大丈夫だよねぇ…
人目も気にせず、私達は空港で抱き締め合った。
私は、ナオヒロの言葉に頷くだけで精一杯だ。
その約束があれば、私は私達は大丈夫。
絶対に、大丈夫!
「カエデちゃん、ナオのこと宜しくな!」
英康も、見送りに来てくれていた。
「はい…」
「また必ず、来いよ。俺もナオとカエデちゃんのこと、待ってるからな。必ず…」
「はい、ありがと。店長…」
「あぁ…」
英康はそう言って、私とナオヒロから離れたところに言ってしまった。
英康は私達に見られない様に、隠れて泣いていたのだった。
― 店長…。ありがと…
それぞれがそれぞれに感じる、なんとも言えない感情。
それが張り裂けそうになると、涙に変わる。
それが良いコトなのか、悪いコトなのかは、誰にも分からない。
ただ誰かの為に泣けると言うコトは、良いコトなのかもしれない…
私は短い沖縄旅行を終え、ナオヒロと英康に見送られながら、家に帰った。
「待ってるから。約束だから」
ナオヒロは私に、何度も言ってくれた言葉。
― その言葉があれば、私は大丈夫。
ねぇ、ナオヒロ…
私達は、大丈夫だよねぇ…