死の使い方Ⅱ-W/z 4 U-
「ナオちゃん」
目の前には、ナオヒロがいた。
「カエデ…」
ナオヒロが私の掌を握り締める。
― 温かい。ナオちゃんの掌…
「夢でしょ?これは、夢の続き…」
朦朧とした中、ナオヒロに言った。
「違うよ、カエデ。夢じゃないよ…」
「だって、ナオちゃんが…」
母が泣きながら
「カエデが倒れた!って言ったら、沖縄からわざわざ来てくれたのよ。カエデ、良かったわね…」
母も私の掌を握る。
「そう…。良かった。夢じゃなくて…。ナオちゃん…」
私はそのまま、また眠ってしまった。
目の前には、ナオヒロがいた。
「カエデ…」
ナオヒロが私の掌を握り締める。
― 温かい。ナオちゃんの掌…
「夢でしょ?これは、夢の続き…」
朦朧とした中、ナオヒロに言った。
「違うよ、カエデ。夢じゃないよ…」
「だって、ナオちゃんが…」
母が泣きながら
「カエデが倒れた!って言ったら、沖縄からわざわざ来てくれたのよ。カエデ、良かったわね…」
母も私の掌を握る。
「そう…。良かった。夢じゃなくて…。ナオちゃん…」
私はそのまま、また眠ってしまった。