今日から日記を書くことにします。
「瑛兄ちゃん…なんでいるの?」


あらま、この子も忘れちゃったのね。



「数学教えに来て、お互い寝ちゃったみたい。」


すると、少しずつ思い出したのか紗智は納得したような面持ちで頷いていた。



「そういえば…瑛兄ちゃんなんか悩んでるんだっけ?」


ん?そうか。寝れなかったからって言ったからか。

別に悩んでないけど。

あるとすれば、あれか。


「デート行きたくてさ。」
ギャーいっちゃった!
恥ずかしいわぁ~



紗智は・・・ビックリしてる…だよな。


「瑛兄ちゃん、好きな人いたんだぁ!!」

は?そこからかい!!

いいや。これを気にコクっちゃえー


「うん。いるよ。目の・・・「なら私と練習として行きますか!そうだなぁ、映画とか♪」

ええー!遮られたよ…

しかも一番大事なところで。


ま…まぁ、紗智とデート出来るならいいか。



「じゃあ、明日行こう!!私見たい映画のチケットがあるんだけど明日までだから。」


都合いいなぁ…


「うん。わかった…明日行こうか。」

「やったぁ!」

グゥゥゥ


「あっ、腹鳴っちゃった。」

恥ずかしい…
俺としたことが!!



「もう8時だ!瑛兄ちゃん、ご飯食べて行く??これから作るけど。」


えっ!?マジで…やった♪


「うーん、そうしようかな。」



「やったぁ!久しぶりに1人じゃないや。それじゃあカレーでも作ろうかな~」

うわ、嬉しそうだな。
紗智の周りに音符が飛んでやがる・・・。

そうか…いつも1人なんだな。可哀想に。

だからゲームに走ったのか!?



まぁ、一石二鳥だな。
デート誘えたし、紗智の手作りカレーも食べれるし♪

「じゃ、一階行こう♪」


「おう!」

俺、幸せ~



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