今日から日記を書くことにします。
「いいよ、いいよ。瑛兄ちゃんもレポート提出近いんでしょう。迷惑かけちゃう。」

ゲームしたいしぃー!!
黒馬王子ぃ!!!!!


「ううん。紗智ちゃんの為に昨日マッハで終わらせたから。」

キラーンと白い歯をみせて笑う瑛兄ちゃん。


トクン…

ニャッ!?
白馬王子以外にときめいてしまったっ・・・・・


紗智一生の不覚です。
まさか瑛兄ちゃんに・・・

恋?!!


なぁーんてナイナイ
瑛兄ちゃんなんて有り得ない。



「おーい、紗智ちゃん?どうしたの??」


「あっ、何でもないよ。でも今日は疲れちゃったから寝るからいいよ。ごめん・・・・・ね?」



「ん、そっか。じゃあ、また明日来るよ。」


ほっ…
って、えぇー!!!
明日また来るの!?

「えっ、明日来るの??」



窓のサッシに手をかけながら瑛兄ちゃんは振り向いた。


「うん。迷惑??」

YES!YES!
明日もLet's play ゲームなのですよ。


なーんていえず・・・・・

「う・・・ううん。じゃあ明日は数学教えてね。」


「おう!任せておけ。じゃ、おやすみ。」



それだけ残して窓から窓へと渡って帰って行ったのだった。


はぁ。疲れた・・・・・

さて、ゲーム



ゲーム機のスイッチを入れ、お茶を片手にテレビに向かって正座した。


あっ、勿論寝ると言ってしまったから部屋の電気は消してから。





『紗智・・・・・俺の女になってくれよ。』


はうぅぅ。
なります!なりますとも!!


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