小さな小さな何か



私は何もしてない…




私は…ただ…



ただ…


「大丈夫?」
見上げると綺麗な目をした男の子が立っていた

『…………』

「泣いてるの?」

『…………』

「僕ね、睦月(むつき)って言うんだ。」

『…………』

「君は、三羽ちゃんだよね?」
すると三羽は、首をたてにふった

「恐がらないで…僕ね、三羽ちゃんを助けたいんだ」

『えっ…』


そして睦月はそっと三羽をだきしめた



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