私の愛する貴方
チュンチュン
「う・・・・ん」
あれ?
何かに包まれてるみたいに気持ちがいい
「シック?」
「あぁ。起きたか?」
シックは先に起きていたみたいで私の顔の上のほうから声が聞こえた
「うん。ところでどうして抱きしめて眠っているの?」
「哀歌が可愛いからだ」
ドキッ
何だろう?
シックに可愛いと言われてドキッと心が騒いだ
「可愛くなんてないよ。でも、シックの腕の中すごく安心できて居心地がよかった」
「そうか。よかったよ。今日も、俺は執務があるから一緒にいれないが、マリーが来てくれるからマリーにこの城でも案内してもらえ」
シックは私を抱えて起き上がってくれた
「うん。分かった。お仕事頑張ってね」
「あぁ。そろそろ行くな」
そう言ってシックは朝ごはんを食べる前に出て行ってしまった